大浦 健太/Kenta Oura
オンラインワインスクール講師/ワイン・ビジネスコンサルタント/ペアリングソムリエ

大学在学中、アルバイト先で”強烈な”サービスをする先輩と出会い飲食の世界に魅了される。飲食業界で生きていくことを決めるが、仕事の幅を広げる為に大学卒業後は大手食品メーカーに勤める。

食品メーカーで経営、営業、広告など、ビジネスの基本と技術・思考を学ぶ。退職後、飲食業に戻ってワインの勉強を始める。

ソムリエ資格を取得し、有名レストランにてワインの知識と技術を高める。ワインを勉強していくうちにワインの美味しさ、楽しさ、興味深さ、商材としての良さに魅了され、仕事でもプライベートでもワインの世界にはまっていく。

その後、通学型のワインスクールを開講するが受講費用の高さ、時間的拘束など、ソムリエ試験受験希望者に優しくない現状に疑問を抱く。

自分がなぜ飲食業界で勤めているのか、なぜワインスクールを開講したのかと自問自答していく中で、自分が本当にしたいことは「ワインの楽しさをたくさんの人に知ってほしい」事だと気付き、自分にしかできないことを探す。

その後、受験希望者にとって費用、時間的な負担を低くするためにオンラインワインスクールを開講。

2019年にヨーロッパ諸国を巡り、各国の食文化とワインを学ぶ。

帰国後、「鮨おび乃」と「Wine Bar o Vino」をオープン。

現在は「ペアリングソムリエ」として活動を行う。
ペアリングとは「料理」だけでなく、人、時間、空間、会話、ビジネス等、様々なものと繋がると考え、その魅力を共感してもらえるように活動している。

メッセージ

はじめまして。ワインコラーニング代表の大浦と申します。
ここでは、なぜ私がワインコラーニングを開講するに至ったか、どういう想いで活動しているかについてお伝えしていきます。

飲食業の道へ

私が飲食業界に入ったのは、大学生の時にアルバイト先で出会った先輩が”強烈な”接客でお客さんを楽しませる姿を見て「私もそうなりたい!」と思ったのがきっかけです。

大学卒業後はその店にそのまま就職しようかと思いましたが、せっかくなら大卒でしか学べない経験をしようと、大手食品メーカーに就職しました。大手企業だからこそ持っているビジネスのスキル、考え方などを学ぼうとしたわけです。

食品メーカーで一通り勉強した後、その企業を退職してソムリエ資格を取得しワインの知識と技術を磨いていきました。

初めは「自分に箔をつけるため」くらいの感覚でソムリエ資格を取りましたが、ワインを勉強していくうちにワインの世界に魅了されていきます。

ワインスクールの開講とオンライン化

ソムリエ資格を取ってから分かったことですが、「ワインを知る」ということはプライベート面でも仕事面でも大きな武器になります。

そしてこの武器を、いろんな人が手に入れて使いこなせるようになったら絶対おもしろくなる!そう思ったのがワインスクールを開講したきっかけです。

当時私が開講したワインスクールは通学型のワインスクールでした。
しかし通学型のワインスクールには幾つかの難点があります。

まず第一に、受講費用が高い(一般的に10~15万円)。高すぎる受講費用は若い方には大きな負担になります。値段設定が高くなってしまうのは、ワインスクールには家賃、人件費、その他諸経費がかかるのが原因です。

第二の難点として、スクールのある場所まで定期的に通わなければならない点があります。これでは店主の方や役職のある方は時間を作るのが難しいですし、ましてや近くにスクールのない地域の方は通えません。

もっと安価な受講料で、時間・場所を選ばずにどんな人でも気軽に通えないものか。より多くの人に伝えられないものか。”自問自答”と”ビジネスの勉強”を繰り返し、行きついた答えはワインスクールのオンライン化でした。

オンラインであれば実店舗を持つ必要がないので経費を抑えることができ、その分受講料を低く設定することができます。また、実際にどこかへ通う必要がないので自分の好きな時間、好きな場所で学習することができます。

「自分にしかできないこと」の提供

通学型ワインスクールを開講していた当時に気が付いたことなのですが、現状のワインスクール業界では合格後のアフターサポートがなさすぎると思います。

通学型ワインスクールをしていた当時、試験合格後に受講生から「実際に現場で生かせるワインの知識・技術を教えてほしい」という問い合わせがかなり多くありました。

というのも、試験勉強で学ぶ7割以上のことは資格取得後にはほとんど役に立ちません。本当に必要な知識は自分が体験してくことで学んだり、先輩のソムリエの方から教えてもらいながら身につけていきます。

しかし職場に自分しかソムリエがいなかったり、ワインエキスパート取得者の方などはそれらを学べる環境が整っていない場合もあります。

現に私がソムリエ資格を取得した当初もバー勤めだったので「現場で生きる知識と技術」を学ぶ環境が整っていませんでした。そこからレストランに転職し、また休日や空いている時間にワインバーや他のレストランで勉強させてもらうことによって「実際に必要な知識と技術」を身に付けていきました。

この経験を、ソムリエスクールで伝えていきたい。そして、苦労して手に入れた「ソムリエ」「ワインエキスパート」という資格を有効に活用して欲しい。そのために、即戦力となる力をつけてもらいたい。

その想いがあり、私はワインスクールで「ただ合格」を目指すのではなく、受講者の「その先の未来」を見据えてスクールを開講しています。

最後に

私は現在、「金銭・時間的に縛られることなく誰でもソムリエ・ワインエキスパート資格を取得し、その資格という武器を使いこなすことができる」というコンセプトでワインスクールを開講しています。

「ソムリエ」や「ワインエキスパート」資格を取得して素晴らしい理念や目的、夢を実現させたいという方はたくさんいると思います。ただ、現状ではワインスクールに通えない、合格したけど資格の生かす手段を知らないという方はたくさんいます。

私は、そんな方々の力になれればと本気で思って活動しています。